日記・コラム・つぶやき

道成寺

昨日は後輩の「道成寺」の「披き」でした。

(「披き」とは難曲を初演することです)

細かい不備や心配は色々ありましたが

無事終わりました。

この曲のストーリーはみなさんもよく御存じで

演者も「白拍子」の心が・・・などと

どうしてもストーリーを追いたくなりますが

初演はとにかく教えられたことを一生懸命に

一つ一つ最後まで「楷書」で勤めることです。

それが先輩、観客を含め周りのすべての方々への

「御恩返し」であり「ごあいさつ」でもある訳です。

大抵「道成寺」は自分主催での舞台でするのが通例ですけど

(もちろん違う場合もあります)

これは役者としてだけでなく、興行主としても

「一人前」になるためにやります。

出演料の支払いやチケットの販売、お弁当の手配、

果ては扇子やチラシのデザインまですべて一人で行うことにより、

興行の難しさ、周りの方への気遣いや感謝などを

改めて身をもって「知る」ことなのです。

私も10年前の自分のことなど思い出しながら

今もその時思った事を思い続けて

変わらず出来てるかナ

などと自分確認でもあり、灌漑深いものでした。

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