神戸新聞記事

2009・6・25
神戸新聞に大きく取り上げられ、写真も2枚も載りました。
《記事抜粋》
観世流能楽師の梅若基徳さんの長男で、2歳から能を演じる甲南中学1年の雄一郎君(13)が5月下旬、大阪市の大阪能楽会館で、子役の卒業曲とされる「烏帽子折」で主役の牛若丸を演じ、能楽師としての一歩を進めた。変声期に入るため、今後3年間は勉強と部活動に専念するが「次の舞台に立つのが楽しみ」と先を見据えている。
烏帽子折は、牛若丸が大人になる為の儀式や盗賊と戦う場面が盛り込まれた痛快劇で、いくつかある卒業曲の中で最も難易度が高いとされる。儀式の後、大人演じる盗賊を倒すことが、子役から大人の役者に仲間入りする雄一郎君自身と重なりあう。雄一郎君は舞台を踏んだ数や舞台上での存在感、度胸などが認められ、卒業曲を演じることが許された。それだけに練習には力が入り、中学受験が終わった3月から特訓を開始。場面ごとに分けた曲を基徳さんから手取り足取り教わった。大人に囲まれた練習では「キビキビ動け!」などと厳しい声が飛んだ。普段は舞台に上がる前はワクワクして笑みがこぼれるが、今回は重圧から「上がりたくない」とこぼしたという。しかし、1時間半を堂々と演じ切り、約300人から大きな拍手を受けた。最も気持ちを込めたのは、基徳さん演じる盗賊を切り倒すシーン。「本当に殺すつもりで演じた」と振り返る。雄一郎君は「子供扱いされず、大人の稽古を受けるのが楽しみ。小鼓などの楽器にも挑戦したい」と3年後を心待ちにしている。
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