能面

能面
今日は午前中と午後の仕事の合間に、知り合いの能面師とお弟子さん達の「能面展」に行ってきました。

能面と言うのは本当に不思議な物で、舞台で演技するために作られた物であるのに、あまり演者のことは考えてなかったりします…
(目の穴が曲がってたり見えなかったり)

私達は「能面」を演技するために必要なので使いますから美術館や博物館に「お蔵入り」などせず、それこそ古い翁面などは奈良時代、傑作が多い桃山、江戸時代の「重文クラス能面」も舞台で使います。(勿論畏れ敬い、しかしそれに臆する事なく、その素晴らしい面の力を借ります)

現在作られている能面の大半は「古い傑作」を完全コピーしております。(新作面もたまにはありますが、なかなか舞台では使えないのが現状です…)
採寸、凹凸、彩色、経年劣化、傷までミリ(ナノ)単位で真似て作られますが、「本面(オリジナル)」には残念ながら全く及びもしません…

やはりそこには当時の作者の技術的な事は勿論、何者(物)にも負けない強い信念で打たれ、淘汰されてきた事と、その能面を何百年の間、何人もの能楽師が舞台で命懸けに演じ、様々の戦乱や災害を逃れ、貧困にも負けず、大事にこの平成までみんなで必死に護って伝えた「努力」と先祖への「敬意」など、そのヒストリーやヘリテイジが舞台であの底知れぬパワーを放ち続けるのでしょう。

私達もそれをひしひしと感じ、敬い一生懸命舞台を勤めておりますが、次の時代にもこのイズムやヘリテイジ、今残っている「傑作」がきちんと遺せるのでしょうか?

これってすごく大切な事だと思います。

今日はそんな事を教えてくれ、考えさせてくれる不思議な時間で、感慨深く展覧会を後にしました…

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神戸新聞記事

神戸新聞記事
2009・6・25

神戸新聞に大きく取り上げられ、写真も2枚も載りました。

《記事抜粋》

観世流能楽師の梅若基徳さんの長男で、2歳から能を演じる甲南中学1年の雄一郎君(13)が5月下旬、大阪市の大阪能楽会館で、子役の卒業曲とされる「烏帽子折」で主役の牛若丸を演じ、能楽師としての一歩を進めた。変声期に入るため、今後3年間は勉強と部活動に専念するが「次の舞台に立つのが楽しみ」と先を見据えている。

烏帽子折は、牛若丸が大人になる為の儀式や盗賊と戦う場面が盛り込まれた痛快劇で、いくつかある卒業曲の中で最も難易度が高いとされる。儀式の後、大人演じる盗賊を倒すことが、子役から大人の役者に仲間入りする雄一郎君自身と重なりあう。雄一郎君は舞台を踏んだ数や舞台上での存在感、度胸などが認められ、卒業曲を演じることが許された。それだけに練習には力が入り、中学受験が終わった3月から特訓を開始。場面ごとに分けた曲を基徳さんから手取り足取り教わった。大人に囲まれた練習では「キビキビ動け!」などと厳しい声が飛んだ。普段は舞台に上がる前はワクワクして笑みがこぼれるが、今回は重圧から「上がりたくない」とこぼしたという。しかし、1時間半を堂々と演じ切り、約300人から大きな拍手を受けた。最も気持ちを込めたのは、基徳さん演じる盗賊を切り倒すシーン。「本当に殺すつもりで演じた」と振り返る。雄一郎君は「子供扱いされず、大人の稽古を受けるのが楽しみ。小鼓などの楽器にも挑戦したい」と3年後を心待ちにしている。

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何が大切か

昨日の舞台も無事終了いたしました

「無事」と言っても「無難」と言うことでなく、私自身キチンと何かを感じて終われたと言うことです

実際、感じないで終わる時もありますし、感じてもすぐに会得出来るものではありませんが…

今回は「いかに息を詰めて力強く謡う」ことや「何に向かって何を観客に伝えるか」などの大切さをあらためて実感し、どうすればいいかを考えさせられる一日でした

謡や舞には美しさや流麗さは必要ですが、それだけでは人には伝わらないと言うことです

申し合わせで六郎師が地謡に「僕達の体なんてどうなってもいいんだ!もっと気合い入れ、息詰めて!」と久しぶりに発破をかけ激昂なさって、いい舞台を作ろうとする姿勢がみんなを奮い立たせ、当日の舞台にしっかり反映していたと思います

観客がそれを観て何を感じたかわかりませんが、我々側からきっと提示出来ていたと思います

ホントこのように日々の舞台に刺激を感じ、何かを考え終われる嬉しさには掛け替えのないものです

私ももっともっと頑張らなきゃナァ

私は何を提示し何を観客に伝えられるのだろう・・・

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伝統文化こども教室 受講生募集のお知らせ

今年も行います文化庁委嘱

・伝統文化活性化国民協会伝統文化こども教室事業

こども能楽教室受講生募集!《受講料 無料》

発表会は「大阪能楽会館」本舞台!

お能の舞と、お囃子の小鼓を楽しく体験しませんか?

日本人として身につけておきたい礼儀、作法や能楽の歴史も学びます。

初心者の方もお気軽にご参加ください。

日時:  

8/2,8/8,8/29,9/5,9/12,9/13,10/3,10/24,11/7,11/21

11/23=発表会(大阪能楽会館)

時間: 

午前9:30~11:00

場所: 

西宮中央公民館

(西宮市高松町4-8 プレラにしのみや内) ほか

内容: 

能楽の仕舞・小鼓の体験ワークショップ

講師:

観世流  シテ方  梅若基徳(重要無形文化財総合指定保持者)     

幸 流  小鼓方  成田達志(重要無形文化財総合指定保持者)

対象: 

阪神間在住の小学1年生から中学3年生  定員15名

*高校生はご相談ください。

受講料:

無料(白足袋は各自で用意してください)

お稽古は普段着にて

発表会は着物袴着用

(お持ちでない方は貸出あり、クリーニング代として一式1000円)

*お能の扇子をお持ちでない方も別途購入も可能です。

(無料貸し出しあり)

● 申し込み方法●●●●●●

メールで住所、氏名(ふりがな) 、学年、生年月日、電話番号、保護者氏名、かんたんな応募動機、扇子(要・不要)を明記し、下記まで送付ください。

mail:takmaruo@yahoo.co.jp

*先着順で受け付けます。

● 問い合わせ●

こども能楽教室実行委員会

主催:こども能楽教室実行委員会

mail:takmaruo@yahoo.co.jp

「伝統文化こども教室事業は、文化庁から委嘱を受けた(財)伝統文化活性化国民協会の事業です

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<先望鏡>「しきたり」挫折防ぐ知恵――伝統芸能の次代養成

日本経済新聞に先日取材された内容が5月27日の夕刊に掲載されました

《記事抜粋》
梅若雄一郎君は23日、子方の卒業曲とされる「烏帽子折(えぼしおり)」を、大阪能楽会館で勤めた。この曲は雄一郎君演じる牛若丸に、元服の証しの烏帽子を贈る場面があり、「大人の能楽師の段階に入りますという紹介が、物語に掛け合わされている」(父親の基徳さん)。また、基徳さんが勤める悪党が牛若丸に斬(き)られる場面には、「父を乗り越えて進んでいってほしいとの願いがある」(同)。 
 大人数出演の曲ということにも理由がある。1つは、共演する先輩に「今後も見守ってください」とのお願い。もう1つは、雄一郎君本人に「舞台はみんなの力を得てなせるもの」と実感させることだ。節目の舞台を終え、基徳さんは「雄一郎も色々と感じ取ってくれたでしょう」と語る。

記事全文は下記

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news006768.html

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硫黄島 俊寛 msmニュース

無事終わりました。

私もこのようなプロジェクトで「康頼」という大役をいただき大変有り難く思いこれからの舞台に役立てたいです。

平安時代末期に僧の俊寛が流罪となり生涯を終えたとされる鹿児島県硫黄島三島村)で30日夜、薪能「俊寛」が上演された。幻想的な雰囲気の中、全国から集まった能楽ファンや島民ら約300人が俊寛の悲哀をしのんだ。

 海を望む舞台は、背景に岬の絶壁がそびえ、盆行事に使う「俊寛の送り火」と呼ばれる高さ約10メートルのたいまつがともされた。主役に当たるシテの俊寛は観世流の梅若玄祥さん。平家討伐を企てたとして流された3人のうち2人が赦免され、島に1人だけ取り残された俊寛が、すがるように船を見つめる場面が切なさを誘った。狂言「柿山伏」も上演された。

 三島村は、これまで硫黄島俊寛像を建立するなどの事業を実施。平成8年5月には中村勘三郎(当時は勘九郎)さんらが歌舞伎「俊寛」を上演した。

msmニュースより

Photo

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硫黄島俊寛

硫黄島俊寛
硫黄島俊寛
硫黄島俊寛
硫黄島俊寛
硫黄島俊寛
無事公演終了しました
島民120人程の小さい島ですが、断崖絶壁前に特設された舞台と舞台後ろにそびえ立つ松明は圧巻で素晴らしいセッティングでした


康頼の役をさせていただき本当に有り難い経験でした


なんと!
安徳天皇の御墓もあり、謎の多い島で本当に愉しめました
(平家物語では安徳天皇は入水した事になってますが、ここでは硫黄島に逃げてここで亡くなったことになっています)

熊野三山に見立てた山々も威厳があり、康頼、成経の信仰により建てられた熊野神社も私のような者にとっても忘れてた何かを考え直すいぃ機会でした

俊寛の最後も知り、これから「能・俊寛」の見方変わりますネ

俊寛の冥福を祈ります

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雄一郎 読売ウェブニュースへ

このたび、先日の「烏帽子折」を勤めました梅若雄一郎(中学1年生)の取材が、読売新聞HPの動画サイトにアップされましたのでどうぞご覧下さいませ!

子方を卒業し、能楽師としての第一歩を踏む雄一郎の取材内容

読売新聞社大阪本社ホームページの動画サイト

「関西の動画 よ~みて」にアップ

「YOMIURI ONLINE関西発」(大阪本社ホームページ)

http://osaka.yomiuri.co.jp/

ご覧いただくときは、「よ~みて」の「トピックス」に入っていただくほうが 見つけていただきやすいです

「関西の動画 よ~みて」トップページ

『13歳の能楽師本格デビュー』

http://osaka.yomiuri.co.jp/movie/

どうぞ、お知り合いの方にもお知らせください!よろしくお願い申し上げます。

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「烏帽子折」無事

息子の「元服」無事終わりました!


玄祥師の烏帽子屋亭主も大きな愛溢れる亭主で、やはり私でなくお任せしてよかったと思いました。


アイも善竹家と盗賊の山本家に任せてこちらも大満足です!


渾身に考慮した斬り組みも若手により澱みなくスカッと終われました!


私も息子にバッサリ真っ二つに斬られ成仏出来るでしょう

とにかく事故もなく無事終わりやれやれです

今度は大人社会バッサリいって欲しいです!
頑張れ我が子!

私を早く越えろっ!
(もぅ越えたかっ!)


終了後、息子ともたっぷり話ましたが、今回彼も色々な事を感じ学んだと思います。


今の気持ちを忘れず大切に頑張って欲しいです!

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サンケイ新聞夕刊

サンケイ新聞夕刊
ようやく手元に来ました

写真がよくないし、表情カタイなぁ…

後はインフルエンザの影響が観客動員数に出ない事を祈るばかりです…
公演有無の問い合わせも多く、実際チケットのキャンセルもチラホラ出ています…

うむむ…

うらめしやインフルエンザ

みなさ〜ん!
22日までで学校も再開ですし、きちんと手洗いうがいをすれば大丈夫ですょ〜!
マスク着用でも手洗いうがいしなきゃ意味ないですョ
ただし保菌疑いのある方はマスク着用で外出控えて下さいね!

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